どうも!不労太郎です。


株式投資をするうえで素人であろうと玄人であろうと失敗することはもちろんあると思います。ここでは素人(初心者)が陥りやすい思考回路を紹介していきたいと思います。


例えば、会社で受けろと言われて受けた試験で落ちた場合、『落ちた。試験の内容は現場で使えないような問題ばっかだったし、会社で受けろと言われて受けただけだし、現場じゃ役に立たねぇし。まぁいっか』みたいな感じで自己正当化が行われるでしょう。全員がそうなるわけではないです。


ういった状態を、【 認知的不協和音の解消 】と言います。自分の心のなかに矛盾した二つの事実が存在する場合、多くの人が事実が変えられないと分かると、自分の考え方や行動を都合よく変えることで、何とかこの気持ち悪い状態から逃れようとするってな感じです。

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イソップ物語のキツネとぶどうの話がこの現象を表しています。美味しそうなぶどうがなっているけど、背の低いキツネには届かない。なのでキツネは、『あのぶどうは酸っぱいに違いない。』と思いこみ、心の折り合いをつける…


ヒトはこんな風に何事にも自分の都合の良いほうに考えや行動を変える性質があります。この知識は知っておいたほうがいいです。


ぜなら、株式投資でも同じような現象が起こり、この思考回路を放置してしまうと長期的に見ると明らかに損する場合が多くなるからです。


ある有名ブロガーが推薦していた銘柄を買ったとします。しかし、買った途端にズルズルと下がり、結果的に多大な損を出してしまった…


こういうときの認知的不協和の解消はこんな感じです。『やっぱり、俺は下がると思ってたんだよ。もうこいつの言うことは全部デタラメだから信じねぇ!』みたいな感じですかね?笑


この時、本人も失敗したと思ってはいると思います。結局、その株を買ったのは本人の判断なのですが、自分の判断が間違っていたとは思いたくないので、原因のすり替えを無意識にしてしまいます。


こういう思考をしてしまうと、失敗をしたといことに対して、『あのブロガーが悪い』となってしまうので、失敗の本当の原因が分からなくなってしまい、改善点が見つからず、また同じようなことをして、結果、また損を出してしまう…これの繰り返しですね。


式投資で損失を出したときは、こういった認知的不協和の解消という現象がかなり多いです。投資は自己責任です。失敗しても人のせいにはせず、自分の考えや行動に目を向け、改善点をみつけることが近道なのではないかと考えています。


ご武運を!

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