どうも!不労太郎です。


AI(人工知能)が運用するETF(上場投資信託)、AIパワード・エクイティーETF(AIEQ)の年初来の上昇率が約13%とS&P500指数、7%の2倍の成績を叩き出したという記事をみたので、私なりの考えを示していきたいと思います。

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この人工知能ETFを共同創業したニコラス・コーラス氏は『アルゴリズムが銘柄を選んでいて、幾分急降下する場面はあるにせよ、そこそこのリターンを実現している』と、まぁまぁやってるでしょ?みたいな感じを醸し出しています。笑


そんなことを言っているので、組み入れ上位銘柄を見てみました。


したら、アップルやアルファベット、アマゾンなどグロース株が目立ち、AIらしい発想はあまり感じられませんでした。


さて、どんなアリゴリズムなのか教えてほしいものです。笑


長期投資家が最重要項目で意識する経費率なのですが0.75%で、少し高めでした。これをどう見るかでも少し変わりそうです。


AIもかなり進化しており、将棋の電王戦(人工知能vs人間)では人工知能側が勝つことが多くなってきています。最終的には人間が一切勝てなくなるのではないか…と心配しています。


て、株式投資においてはどうでしょう?もし、株取引に一切人間が関わらず、すべて人工知能が蓄えた知識のみで行われると仮定するなら、買いだと思います。


しかし、人間が少しでも参加する市場であるならインデックスのほうが絶対に良いと考えます。


ぜなら、人工知能はアルゴリズムで合理化された行動をとると思いますが、人間の場合は必ず不合理的な行動をとるからです。


不合理な行動をとるからバブルが起き、その後、はじける。そして世代が変わると、経験していない世代がまた似たような行動を起こす。人間は自分で経験したことのないことは、教科書で学習したからといって、完全に回避できないのです。遺伝子レベルで経験を後世につなげることはできません。


最近のノーベル経済学賞を受賞したかたの研究を見ると分かるのですが、ゲーム理論や行動経済学の分野で多くの受賞者を出しています。


さらには、大企業のGAFAMもそういった経済学者を雇ってビジネスにつなげる活動を積極的に始めている模様です。


にかく人間は必ず【 不合理な行動をする 】


それをAIのアルゴリズムに完璧に取り込むこと、もしくは人間が株式市場から完全にいなくならない、場合以外はやはり市場に連動するインデックスを選んだほうが良いのではないか、と不労太郎は勝手に考えているわけであります。


ってことで、人工知能ETFは、『買えるけどどーする?』って言われても買いません。


…あ、ちなみにSBIではAIEQは取り扱っていませんでした。


ご武運を!


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