どうも!不労太郎です。

バフェット率いるバークシャーハサウェイ社が最新の株式保有状況を開示しました。今回、新しく購入された銘柄はバイオジェン(BIIB)というバイオ医薬品会社です。なので、今回はバイオジェンに関する調査の結果をご報告致します。

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まずは企業概要から
バイオジェンはバイオ医薬品企業。神経疾患治療の医薬品の開発・製造・販売に従事する。再発性多発性硬化症(MS)治療薬、クローン病治療薬、非ホジキンリンパ腫と関節リウマチ治療薬などが主要製品。また、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患のほか、血友病、リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫の治療薬も扱う。本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。

Yahoo!financeより引用
次に過去10年の損益計算書の内容です。

売り上げ

営業利益

EPS

CF

利率、営業利益率ともに高く、利益を出しやすい企業だということが分かります。同時にSGA比率(売上高に対する販売費、一般管理費の割合)が3年平均16%でした。一般的に常に30%-80%以下であれば競争優位性が高いとされています。ちなみに直近のアッヴィ(ABBV)は約21%です。大変優れていることがお分かりになると思います。


EPS成長率は19%/年で、キレイな右肩上がりのグラフです。不労太郎が注目している富創造の魔法のテコであるROEも10年平均28%と良好です。経営能力を示すROE(当ブログでは真ROEと表記)も21%でした。


営業CFマージンは10年平均37%と驚異的です。直近では49%とかなり高く、ここまでくると怪しさまで感じてしまいます。しかし、難病関係の薬はほとんどライバルがいない状況です。特に神経疾患の難病の薬となると開発するまでに莫大な費用がかかるため、バイオジェンの独壇場になっているためこのような営業CFマージンが可能になっているのでしょう。


BPS

株式総数

後にBPS、株式数の推移です。BPSは順調に増加しており、自社株買いで株式総数も順調に減らしています。ちなみに配当は一切だしていません。無配当です。なので配当金目的での購入はオススメできません。おそらく今後も配当は出さないからです。


このバイオジェンという企業は、調べてみてバフェット好みの匂いがプンプンです。つまり競争優位性が高いということです。他にもバフェットの企業成長戦略にも似ています。配当を出さずに利益をすべて内部留保し、再投資もしくは自社株買いを行うことで利益を最大化するという企業成長戦略のことです。


バフェット流の戦略をとっている長期投資家のかたにとってはかなりおいしい企業かもしれません。現在、PER20倍以下でさほど割高感もありません。検討の余地はあるかもしれないです。


回、分かったことは、バイオジェン(BIIB)が競争優位性(消費者独占企業)が高い可能性あり。企業の価値の高め方がバフェットの手技と似ており、10年後にかなりの利益を株主へもたらす可能性が高いということですかね。


投資は自己責任でお願いいたします。

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