どうも!不労太郎です。
株を選ぶ時のポイントは経費を抑えて利益を出している企業を見つけること
損益計算書に関して勉強した内容を、みなさんのお役にたつか分かりませんが記事にしてみました。みなさんは、損益計算書の一部である『販売費および一般管理費』の項目をみられているでしょうか?
そもそも『販売費および一般管理費』とは、SGA管理費とも言われ、当該会計期間内にかかった直接・関節の販売経費と、あらゆる一般経費および管理経費が記載されています。たとえば、経営陣の報酬や宣伝費、出張費、手数料、従業員への給料です。
世界的な大企業にもなると、これらの経費は無視できないほどに大きく膨らんでしまいます。そのため、こういったお金をいいわいいわで使ってしまうと最終的な利益(つまり株主のお金)を減らしてしまうことにつながります。
ここで世界的な大企業の数値を見ていきましょう。(計算方法:SGA/粗利益×100=?%)
コカ・コーラ(KO)…約52%
ムーディーズ(MCO)…約34%
スリーエム(MMM)…約46%
誰もが知っている一流企業の数値です。しかし、一体これが高いのか低いのか…わかりませんよね。大事なのは、この数値が数年間同じ範囲で推移しているかということです。
ちなみに、コカ・コーラ(KO)は過去5年、約52%~約60%で推移しています。しかし、自動車産業で苦戦を強いられているゼネラル・モーターズ(GM)は過去5年で約31%~約58%と大きな幅で変動しています。
これはどういうことなのか?それは、『売上が低下しても同じ分の経費を計上している』ということです。イメージしやすいように家計で話すと、給料が下がったのに今までと同じ状態で生活をしている状態です。つまり早急にこのSGA費を改善できなければ、会社の粗利益は(大きく見て株主の利益)が長期的に見てどんどん食い尽くされるわけです。
長期投資家で長期的に保有するつもりで買う株は、『継続的にSGA費/粗利益×100=?%が低い企業を選ぶべき』だと考えています。
粗利益に対するSGA費の比率は低ければ低いほど良いです。30%以下なら優良企業とされますが、30%~80%でも優良企業はたくさんあると思います。しかし100%近い数値を叩き出している企業は、激しい競争のなかにいて、株主の利益を食いつくす可能性が高いでしょう。
比率が高い企業は、激しい競争のなかで高い設備投資費、設備投資をまかなうための借入金に対する高い支払利息が原因で、不景気になると赤字に転落する可能性が高くなります。しかし、そういった業界で借入金を恐れて設備投資費などをケチると競争から脱落し株主のお金はほとんど無くなってしまうことでしょう。
今回も単純明快!粗利益に対するSGA費の比率が継続して低い企業は、近い将来、株主へ大きなクリスマスプレゼントをくれるサンタクロースのような存在になり得る企業なのかもしれません。
うちにはもう何年もサンタクロースが来てないな…笑
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世界的な大企業にもなると、これらの経費は無視できないほどに大きく膨らんでしまいます。そのため、こういったお金をいいわいいわで使ってしまうと最終的な利益(つまり株主のお金)を減らしてしまうことにつながります。
ここで世界的な大企業の数値を見ていきましょう。(計算方法:SGA/粗利益×100=?%)
コカ・コーラ(KO)…約52%
ムーディーズ(MCO)…約34%
スリーエム(MMM)…約46%
誰もが知っている一流企業の数値です。しかし、一体これが高いのか低いのか…わかりませんよね。大事なのは、この数値が数年間同じ範囲で推移しているかということです。
ちなみに、コカ・コーラ(KO)は過去5年、約52%~約60%で推移しています。しかし、自動車産業で苦戦を強いられているゼネラル・モーターズ(GM)は過去5年で約31%~約58%と大きな幅で変動しています。
これはどういうことなのか?それは、『売上が低下しても同じ分の経費を計上している』ということです。イメージしやすいように家計で話すと、給料が下がったのに今までと同じ状態で生活をしている状態です。つまり早急にこのSGA費を改善できなければ、会社の粗利益は(大きく見て株主の利益)が長期的に見てどんどん食い尽くされるわけです。
長期投資家で長期的に保有するつもりで買う株は、『継続的にSGA費/粗利益×100=?%が低い企業を選ぶべき』だと考えています。
粗利益に対するSGA費の比率は低ければ低いほど良いです。30%以下なら優良企業とされますが、30%~80%でも優良企業はたくさんあると思います。しかし100%近い数値を叩き出している企業は、激しい競争のなかにいて、株主の利益を食いつくす可能性が高いでしょう。
比率が高い企業は、激しい競争のなかで高い設備投資費、設備投資をまかなうための借入金に対する高い支払利息が原因で、不景気になると赤字に転落する可能性が高くなります。しかし、そういった業界で借入金を恐れて設備投資費などをケチると競争から脱落し株主のお金はほとんど無くなってしまうことでしょう。
今回も単純明快!粗利益に対するSGA費の比率が継続して低い企業は、近い将来、株主へ大きなクリスマスプレゼントをくれるサンタクロースのような存在になり得る企業なのかもしれません。
うちにはもう何年もサンタクロースが来てないな…笑
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