どうも!不労太郎です。

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必ず株価にも歪みがある!それを見つける目を養う必要がある


先日、ルイヴィトンやディオールなどを擁するLVMHがティファニーとの買収について合意に至ったというニュースが流れました。一応、執筆時の情報では1株あたり135ドル、合計162億ドル(約1.8兆円)相当での買収になるとのことでした。


さて、ここでティファニーの株価を見てみましょう。2019年11月24日の株価は約125ドルです。考えなくても分かると思いますが、今、125ドルで買うとLVMHがいずれ135ドルで買ってくれるので1株あたり10ドルの利益がでますよね。


この乖離で利益を出す方法が、『アービドラージ戦略』といいます。バフェットの師匠であるベンジャミングレアムは、『スペシャル・シチュエーション』と呼んだり、バフェットは『ワークアウト』と言ったり少し呼び方が違うようです。


ービドラージ戦略の機会は、公表された1株当たりの買収額と、市場で取引されている株価との間に乖離が生じたときに発生します。上記のティファニーとLVMHの関係ですね。(しかし、市場が開けば買われると思われるので乖離はほぼ無くなります。今回は乖離が継続するという前提で話を進めます)


上記の状態で125ドルで買うとLVMHの買収額が135ドルのため10ドルの利益がでます。利益が決まったのですが、株を購入してから売却を完了して現金を受け取るまでの期間が長くなってしまうと、年率換算の収益率は小さくなってしまいます。


例えば、125ドル⇒135ドルで1株当たり10ドルの利益を上げるために1年かかれば年率収益率は8%です。もし売の2年かかると、年率期待収益率は4%と半分になります。逆に半年で完了すれば年率期待収益率は16%に上昇します。


まり、アービドラージ戦略において、利益は購入した時点で決まり、購入から現金受け取りまでの期間で年率収益率が大きく変わります。期間が短いほど収益率は大きくなり、長いほど収益率は小さくなるということです。


『そんな乖離なんてそう簡単に見つからんだろ!』と思われるかたは多いと思います。しかし、グレアムやバフェットは、『不況時などに株価が下落し続けると、株主や経営陣は危機感を抱く。その結果、事業の売却や企業買収などのリストラが積極的に検討される。したがって、株式市場が低迷するときにはアービドラージ戦略の機会が自然と増える』と述べています。


時点の好景気な状態では乖離はほとんどないですが、不況時にはどこかで乖離が生まれて利益をだすチャンスが存在します。これだけは覚えておいて損はないと思いますよ!


ここでベンジャミングレアムのアービドラージ戦略のための期待収益率を計算する特別な計算式をご紹介します。
年率換算した期待収益率=C×G-L×(100%ーC)/Y×P


G…売却が実現した場合に予想される利益
L…売却が実現しなかった場合に予想される損失
C…売却の実現確率
Y…売却が実現するまでの予想期間(年)
P…購入時の株価

(ベンジャミングレアム著『証券分析』より)


この式を利用してほぼ確実に年率期待収益率25%が得られる案件を扱うという方法が良いと思います。まったく手に入らないかもしれない年率100%の収益率を狙うより、よっぽどいい方法ではないでしょうか。

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