どうも!不労太郎です。
今までに保険に関する記事をいくつか記事にしましたが、お読みになった読者のみなさまには『そもそも、検討に値する保険は限られている』ということが薄々気づかれている方も多いと思います。すでに加入中の保険については『継続すべき契約は限られている』と言い換えることもできます。
今回は、あらためて保険加入および継続の是非を考える際に、4つのキーワードを使って説明していきたいと思います。
キーワード
①緊急性…『今日、明日にでも不測の事態が起こる』
②重大性…『自分では用意できない額のお金が必要になる』
③経済合理性…『安い保険料で大きな保障がもてる』
④不確実性…『契約内容が時代の変化に合わなくなる』
4つのキーワードで考える保険の必要性
結論から言うと、重要だと思われるのは現役世代(特に世帯主)の死亡や長期の就業不能状態に備える保険くらいということになります。子育て中でも、不測の事態はいつ起こるか分かりませんし、いざとなると公的な保障を受けられることを加味しても、教育費なども含む生活費として、1000万円単位のお金が必要になる可能性があります。
そして、現役世代の死亡や長期の就業不能状態になる確率は非常に低いため、安い保険料で大きな保障を持つことができます。
ただし、契約時の保障額などが決まっているため、社会保障制度や貨幣価値の変動といった環境変化には弱いという『不確実性』の問題は残ります。これは、長期にわたる契約であることが多い大半の保険に共通しています。
介護やがんでは、一般的に老後に発生しやすい事案です。資金準備の時間がそれなりにあると考え、緊急性はあまりないでしょう。重大性では、必要になるお金が世帯主の死亡時よりは小さく、短期入院等で高額になる可能性もあるため△。経済合理性では、老後に増加する事態に一生涯の保障がある保険で備えると、保険料が高くなるため×にしています。
医療保険は、健康保険の高額医療療養制度には自己負担の上限があります。民間の保険で一生涯の保障を持つ場合、保険料負担の総額は軽視できない金額になるので不確実性以外の項目で全て×です。
貯蓄性においても、大金を用意するまでには時間がかかるため、重大かつ緊急な事態への備えには向きません。また手数料が高い保険商品での貯蓄は効率が悪いので、不確実性以外全て×です。
さらに強調して言いたいことがあります。それは、今、一般的に販売されている商品のうち、検討に値する保険が限られていることに加え、保険の使い勝手のよい時期も限られているということです。
中高年以降に手厚い保障を求めると、発生頻度が高い事態に備えることになり、経済合理性が下がります。かと言って保険料を抑えるべく、若いころから老後に備えるとしても、今度は不確実性が高まってしまいます。
結局、保険は、現役世代が緊急・重大な事態への備えのために『期間限定』で利用できるものを選んで契約すべきです。
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①緊急性…『今日、明日にでも不測の事態が起こる』
②重大性…『自分では用意できない額のお金が必要になる』
③経済合理性…『安い保険料で大きな保障がもてる』
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結論から言うと、重要だと思われるのは現役世代(特に世帯主)の死亡や長期の就業不能状態に備える保険くらいということになります。子育て中でも、不測の事態はいつ起こるか分かりませんし、いざとなると公的な保障を受けられることを加味しても、教育費なども含む生活費として、1000万円単位のお金が必要になる可能性があります。
そして、現役世代の死亡や長期の就業不能状態になる確率は非常に低いため、安い保険料で大きな保障を持つことができます。
ただし、契約時の保障額などが決まっているため、社会保障制度や貨幣価値の変動といった環境変化には弱いという『不確実性』の問題は残ります。これは、長期にわたる契約であることが多い大半の保険に共通しています。
介護やがんでは、一般的に老後に発生しやすい事案です。資金準備の時間がそれなりにあると考え、緊急性はあまりないでしょう。重大性では、必要になるお金が世帯主の死亡時よりは小さく、短期入院等で高額になる可能性もあるため△。経済合理性では、老後に増加する事態に一生涯の保障がある保険で備えると、保険料が高くなるため×にしています。
医療保険は、健康保険の高額医療療養制度には自己負担の上限があります。民間の保険で一生涯の保障を持つ場合、保険料負担の総額は軽視できない金額になるので不確実性以外の項目で全て×です。
貯蓄性においても、大金を用意するまでには時間がかかるため、重大かつ緊急な事態への備えには向きません。また手数料が高い保険商品での貯蓄は効率が悪いので、不確実性以外全て×です。
さらに強調して言いたいことがあります。それは、今、一般的に販売されている商品のうち、検討に値する保険が限られていることに加え、保険の使い勝手のよい時期も限られているということです。
中高年以降に手厚い保障を求めると、発生頻度が高い事態に備えることになり、経済合理性が下がります。かと言って保険料を抑えるべく、若いころから老後に備えるとしても、今度は不確実性が高まってしまいます。
結局、保険は、現役世代が緊急・重大な事態への備えのために『期間限定』で利用できるものを選んで契約すべきです。
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