どうも!不労太郎です。

今回は『介護疲れ』にならなために、医療関係者の経験をもとに記事にしました。

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『介護うつ』にならないために…


護疲れ』…長生きが悪いこととは言いませんが、どうしても足腰が弱くなり、自分一人では生きていくことのできない状況がきます。今の現状では、子供がいれば子供が介護などの面倒をみるのが日本の風潮になってきています。


最近では介護施設が増えてきていますが、まだまだ数が足らない状況です(施設申し込み後2-3か月待ちはよくあること)。国は医療費削減を掲げており、入院ではなく在宅医療を積極的に進めています。そのため、不労太郎が働いている病院でもやや強引に自宅退院にしてしまうという事例もでてきています。


つまり、今後は施設に入れない状況もでてくる可能性があり、親の介護はほぼ必然的に必要になるでしょう。


正直、介護は1か月でもしんどいです。トイレの介助や服の着替えなど…そんなのを毎日続けて、うつ病になってしまうかたも案外たくさんいるのが現状です。


そんな親の介護期間を減らす方法があります。それは『延命治療』をしないことです。実際のところ、延命治療を望んでいる高齢者はほとんどいません。自然にお迎えがくるのを待ちたいひとが大半です。もし、親が本当に延命治療を望んでいないなら、そのまま逝かしてあげるのが『本当の親孝行』ではないでしょうか。


ころが、あなたがそう思って覚悟を決めたとしても、『もうそろそろ…』というときに、それまで見舞いにもこなかった兄弟や遠くの親せきがくるときがあります。そして『親を見捨てる気か?』や『薄情者』など勝手なことを言い出します。私は散々そういった光景をみてきました。


そして本人や、介護してきたあなたの意志などそっちのけで『延命しろ』と騒ぎ出します。日本にはまだリビングウィル(生前の意思)が法制化されていないため、本人署名の文書があっても効力はありません。つまり、医師はなにもしないわけにはいかないのです。




くして、点滴や酸素療法、さらには経管栄養等でそのまま安らかに死ねるはずのひとが、数か月あるいは数年以上も意識のないまま、寝かされて生き続けるのです。そして『延命しろ』といった張本人の遠い親戚等が再び見舞いにやってくることはありません。余計な医療費や介護費用がかかり、介護するあなたは『介護疲れ』に拍車がかかることでしょう。


病院から勧められる『経管栄養』(鼻からチューブを差し込みそのチューブから栄養剤を流し込む、胃に穴をあけて直接栄養剤を流し込む)には注意が必要です。飲み込む力が弱くなってきたひとに対してお腹に穴をあけて流動食を直接流し込みます。それにより2-3年は寿命が延びるでしょう。しかし同時に介護期間が延長します。


寝たきりで意識のない老人に流動食を流しこむことは、もはや医療でも介護でもありません。こんな無駄なことはやめましょうよ。働いている側も嫌なんです。楽に逝かしてあげましょうよと毎回思っています。


しも、親の介護を長引かせたくない、そしてあなた自身が介護に押しつぶされたくなかったら、いざというときのために、今のうちからパートナーや子供たちとよく話し合っておいてください。


今回の記事では賛否両論あると思います。これは、医療や介護の場面で働いている一員としてのひとつの意見として捉えてもらえると有難いです。


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