どうも!不労太郎です。

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銀行預金は元本保証ではなく、実際は預金の価値は絶賛減少中…

今、持っている1万円(福沢諭吉大先生)は、1年後もしくは10年後に同じ1万円だという保証はありません!


その理由は様々ありますが、今回は『リスクフリーレート』という観点から考えてみたいと思います。そもそも『リスクフリーレートってなんぞ?』と思う方もたくさんいると思います。


リスクフリーレートとはそのまんま、『リスクなしで得られる金利』のことです。


銀行預金を考えていただければ良いかと思いますが、現行預金の金利なんて0.001%程度なのであってないようなもんです。100万円を10年預けても100円しか増えません。そして税金がかかるので実際は79円しか増えません。


『じゃあ何がリスクなし金利なの?』って声が聞こえてきそうですね!
早めに答えを言うと『国債の金利』です。


国債とは、国が個人投資家等からお金を集める手段で、個人投資家等が国にお金を貸し、国が設定した金利を受け取れます。国が管理しているため、国が破綻しない限り、元本割れリスクはないと言えます。


日本はマイナス金利のため、今回は米国債で話を進めていきます(当ブログが外国株を中心に運用しているためでもあります)。10年米国債、現在の金利は2%です。
(※本当は1.63%、計算しやすいように2%で設定し、利益の税金等はなし。複利で計算します)


米国債なので、アメリカがどっかの国に潰されなければ存在します。まぁ今生きている人世代では、ずっとアメリカがナンバーワンでしょう


100ドル分、米国債を買うと10年後には、約120ドルになります。ってことで、ノーリスクで10年後に20ドル受けとれます。


つまり、預金しかしていないひとは、このリスクフリーレート(2%)の恩恵を無視していることになります。これを『機会損失』といって、簡単に言うと稼ぎ損ないです。


米国債ルートを選ぶと…
現在の価値100ドル⇒10年国債(金利2%)⇒将来(10年後)の価値120ドルですが、

金利なしの銀行預金ルートを選ぶと…
現在の価値100ドル⇒預金(金利0%)⇒将来の(10年後)の価値100ドル



ではありません!それはなぜか?


ズバリ言います!それは、金利2%の機会を捨てているためです!
ってことで、現在の100ドルは、将来の100ドルから割り引いた額が現在の価値になります!

…???よくわからないかたのために、簡単に説明します!


ここで条件を変えます。さきほどは10年国債金利を使用しましたが、1年国債(10%/年)でやってみましょう!

1年国債ルートでは、100ドル(現在価値)⇒110ドル(1年後の将来価値)になるのはみなさん分かると思います。(計算式:100×(1+10%)=110)

さて、ここからが問題です。
金利なしルートでは、100ドル(現在価値)⇒100ドル(将来価値)
…ではなく、機会損失分(金利2%)を割り引いて現在の価値になります。


つまり、100÷(1+金利)=91ドルが現在の価値になります!1年国債ルートを選べば将来の価値は110ドルで現在の価値も100ドルになりますが、金利なしルートを選べば、将来の価値は100ドルかもしれませんが、現在価値に直すと91ドルになり、100ドルの価値はない。という結論になります。


結論:今持っているお金の価値を落としたくないのであれば、リスクフリーレートを利用してお金を国に貸し付けることで、お金の価値を守れます。銀行に預けているだけでは、どんどん、あなたのもっているお金の価値は下がり続ける一方です。銀行は『元本保証』ではありません。常識を疑う目をもって大切なお金を守っていきましょう。


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