この記事のキーワード:AAP、アドバンス・オート・パーツ、自動車部品小売業者、倒産リスク、会社存続第1企業

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事業内容はシンプルで理解可能か?

アドバンス・オート・パーツは、米国の自動車部品小売業者。乗用車、バン、スポーツ用多目的車、軽トラックなどの自動車用部品、バッテリー、アクセサリー、メンテナンス部品を取り扱う。「アドバンス・オート・パーツ」と「アドバンス・ディスカウント・オート・パーツ」のブランド名で店舗を運営し、DIYの顧客に提供する。

Yahoo!finance より引用
日本では馴染みのない会社ですね。日本でいう、オートバックスとかイエローハットをイメージすればいいのかな?とにかく、自動車部品関係のビジネスらしいです。

事業実績は安定しているか?



営業利益

CF

営業利益、営業利益率ともに直近では低下傾向です。フリーCFは比較的潤沢ですが、営業CFマージンは10%を割っており、ブランド力の低下が伺えます。

自己資本利益率(ROE)を上げようとしているか?



ROE

EPSは横ばいですが、ROEは2011年を頂点に低下傾向です。自己資本を上手く利益につなげられていません。

株主への還元は?



配当金

株式総数

配当金はずっと横ばいです。配当性向が数%、自社株買いもほとんどなし。不労太郎的にはもう少し株主へ還元する姿勢を見せてもよいのかなと感じます。

倒産の可能性は?



流動比率

負債

流動比率、自己資本比率ともに安全レベル。有利子負債を年々減らしており、当期純利益の2.5倍以内に抑えられています。倒産の可能性はあまりないように感じます。

バフェット流安全マージン



{(当期純利益+減価償却費-設備投資費)/米国10年国債利回り}/株式総数

上記の方法で算出したAAPの企業価値は1株あたり367ドル(現在の株価の2.4倍)

現在の株価から差がたくさんあるほうが、安全であるという考え方



まとめ


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株主への還元より有利子負債を減らし、会社の存続を第一にしている企業です。そのため倒産の可能性はほとんどないと思われます。営業利益がここ直近では減っているため、今後の株主への還元もおそらく期待はできません。バフェット流安全マージンで2.4倍の安全マージンがありますが、ROEや営業利益の低下が目に見えているため、今後の収益低下が予想されます。よってキャピタルゲインとインカムゲインともに期待できないので投資対象にはならないのではないでしょうか。強いてセールスポイントを言うなら『倒産リスクが低い』この1点のみです!配当利回り0.24%/年。この配当利回りでは、不労太郎の投資対象にはいまのところならないです。


投資は自己責任でお願いいたします。

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